高市総裁とサッチャー元英首相

ヴィクトリー・スーツ
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
ご存知の通り、10月4日に高市氏が第29代自民党総裁に選出されました。
鮮やかなブルーのスーツを纏った高市氏。
早速、お客様から「もう少し色味を抑えた青のほうが似合うのではないか?」とのお声をいただきました。
たしかにそうなのだが、この青は彼女が最もリスペクトしているサッチャーがこよなく愛した「サッチャーブルー」なのである。
つまり高市氏にとってはヴィクトリー・スーツ。
どんどん着て欲しい!
この色は、サッチャーが率いた保守党の党カラー。
政敵の労働党のレッドカラーを決して身に付けなかった潔さは有名だ。
高市氏が着ていたスーツはジュン・アシダとの報道もある。
そしてもう一つのポイントはパールのネックレスである。
これもサッチャーがこよなく愛したジュエリーだ。
双子を出産したお祝いに、夫のデニスが2連のネックレスを彼女にプレゼントし、後生大切に身に着けていた。
高市氏のパールのネックレスもお母様の形見という。
ポケットチーフで印象管理
ひとつ違いがあるとすれば、ポケットチーフとブローチの違いだろうか。
サッチャーが常に左胸にブローチを挿していたのに対し、高市氏はポケットチーフを挿していた。
当時と現代のファッション的な流れが大きいが、高市氏のシャープな顔にはポケットチーフのほうがお似合いだ。
ポケットチーフはもともと紳士社会において秩序を表す大事なアイテム。
どんな素材で何色で、どのように挿すかで、いかようにもイメージを作ることが可能だ。
フォーマルな場だけといわず今後もぜひ活用して欲しい。
パンクな存在
就任挨拶で「働いて、働いて・・・」、「ワークライフバランスは捨てます」の発言。
これだけ切り取ってしまうと賛否両論あるのはごもっとも。
では、サッチャーはどうだったか?
「首相という職務は、寝ることさえ贅沢と思わせるような激務であった」と発言している。
彼女は11年半の任期中、4時間睡眠を貫いた人だ。
そう考えると、今の社会情勢に合っているか否かは別として、高市氏の発言はごく自然だったのだろう。
パンクが流行っていた英国で、「嘘つきな政治家よりは、まだサッチャーのほうがましさ」とサッチャーを支持するパンクな若者もいた。
きっとサッチャーは、イギリス議会の中で、歯に衣着せぬ物言いでパンクな存在だったに違いない。
高市氏も自民党の中で、ひいては国会の中でパンクな存在として、自由に発言し有言実行を繰り返して欲しいと願うばかりである。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター