そのしぐさ、何を意味する?

そのしぐさは何を意味する?
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日、パネルディスカッションを拝聴していた時のこと。
登壇者のお一人が、発言する際に幾度となく胸に手を当てるしぐさをするのです。
メインスピーカーでもある女性で、左手にマイクを持ち、右手で、正確には胸の上のあたり(デコルテ近辺)に手を当てながらお話をする様子を拝見し、
最初は気にも留めていなかったのですが、あまりに頻繁なので私の目はずっとそこに留まることに…。
ご存知だろうか、人間の手は27個の小さな骨と網の目のように伸びる靭帯や細い筋肉で構成されています。
手は他のどの部分よりも、脳との神経接続が多いところ。
ゆえに、手を使ったしぐさは、その人の心情を率直に表現しているのです。
胸に手を当てるしぐさ
では、胸に手を当てるしぐさは何を表しているかというと、実は複数の意味を持ち、文化や相手、その時の状況によって意味が異なります。
胸は心臓に近いところ。
ゆえに、そこに手を当てる行為は、誠実さにつながる意味を持つことが多いです。
嘘をつく人が胸に手を当てながら話すことはまずありませんから。
今回の場合、じっくりと言葉を選び、しっかりとアイコンタクトを取りながら話す様子から、
誠実さと信頼感が伝わるしぐさ表現と受け取りました。
他には、不安や緊張を抑えるためだったり、安堵表現の意味も持つので、当人の声のトーンや表情、視線なども加味しながら判断することで、真意を読み取りやすくなります。
誠実さや信頼感を伝える際には、好感度の高いしぐさのひとつとなり、中には意図的に使う人もいるくらいです。
ただし、その頻度が多くなると、今回のように聞き手にとってはノイズになりやすく、途中から気が散る原因にもなっしまうので、
無意識のしぐさとはいえ、気を付けたいところです。
しぐさの印象管理
人間、無くて七癖と言います。
ボディ・マニュピュレーターという言葉をご存知だろうか。
不安な気持ちや動揺を鎮めるために無意識におこなう行為のことを言います。
例えば頻繁に頭を掻いたり、頻繁に髪を触ったりするしぐさなどが当てはまります。
時々見かけますね。
話し相手が気になってしまうしぐさでもあるので、こちらも気を付けたいところ。
本人は無意識なので気づきにくいため、周囲の人がアドバイスしてあげると良いですね。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター