ベスト姿に憧れます

神谷代表のベスト姿
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日、お客様からこんな発言が。
「いやあ、ベスト姿に憧れます。あんなに格好よく着こなせるなんて…」。
ん?誰のこと?と思われたことでしょう。
先週末、都議会議員選挙が終わりましたね。
選挙期間中、各党代表が街頭演説を繰り広げていました。
そんな中、神谷代表が、エネルギッシュ満載にマイクを握る姿は、印象的でした。
その演出効果を上げているのが、柔道有段で自衛官経験の鍛え上げられた身体に、ジャストフィットしたベスト姿だと、当方も感じています。
これも服装戦略の一環でしょう。
ベストスタイルの印象管理
以前、ベスト姿にどのような印象を持つかアンケートを取ったことがあります。
そこに記載されたワードは「スピード感」、「現場感」、「できる感」、「知的エネルギー」、「スタイリッシュ」、とまあマイナスのワードが一つもないのに驚きました。
ベスト姿を想像すると、じっくり座って執務を取っている姿よりも、立ち上がって行動している姿が想像されませんか。
ベスト姿は周囲にこんな印象を与えるようです。
そもそも、ベストという呼び名、各国で違うのをご存知でしょうか。
イギリスでは「ウエストコート」、フランスでは「ジレ」、イタリアでは「パンチオット」と呼ばれます。
「ベスト」はもちろんアメリカ。
メンズウェアに携わっている人の多くは、ウエストコートと呼ぶ傾向です。
コートはジャケットを意味します。
ベストの起源
遡ること400年。
西欧では17世紀頃から男性の正装や礼装で着用されてきました。
表に見える前身頃は贅を尽くしたゴージャスな刺繍が施され、見えない後ろ身頃は薄地。
ドレスシャツ(ワイシャツ)は下着として扱われていたので、ジャケットを脱いだときには、ベストがジャケット代わりとなり、相手には失礼にあたりません。
ビクトリア朝時代には、ベストを着用することが教養と礼節の証だったそう。
そして、はき口(ここではスラックスのベルト部分)を見せないというのがマナーだったので、ベストが隠してくれます。
こんな良いことづくめのベストですが、意外に日本人の着用率は低めと感じます。
平面的な日本人の身体を立体的に見せてくれる効果も抜群。
その昔、女性がコルセットを締めるように、男性はベストを調節してボディラインを演出することが重視されていたのです。
今や襟やボタン数など様々な仕様があるので、ご自分を引き立てるベストを選ばれてはいかがだろうか。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター