公人と私人で異なる印象管理

ファーストレディの装い
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
ようやく落ち着いてきたでしょうか。
当方の仕事柄、出かける先々で意見を求められました。
ファーストレディの装いは、常に注目の的。
今回の石破首相の東南アジア外遊に同行された佳子夫人の装いもその一例。
特に食事会でのファッションはSNSでバズってしまい、評論家と称する皆様から手厳しいコメントが挙がっています。
が、これにめげずに頑張って欲しいです!
『BERNADETTE(ベルナデット)』というフランス映画があります。
当時、シラク大統領(仏)の奥様、ベルナデッド・シラク夫人が、就任当初、時代遅れの装いで公の場に出してもらえませんでした。
悔しがる彼女は、カールラガーフェルドらの力を借りてイメージチェンジに成功し、
最後にはカリスマ・ファーストレディとして、亭主関白の大統領を凌いでしまったという実話があります。
何百年も前からこのようなファーストレディのイメージチェンジプロセスが世界中で繰り広げられてきています。
今回の例もいつか笑い話になることでしょう。
公人と私人で異なる印象管理
とはいうものの、どこに気を付ければよかったのか。
当方としては、「公人」なのか「私人」なのか、ご自身のポジションをしっかり認識して体現することに全て集約されるのではないかと考えています。
やれ、どこのブランド、デザイン、サイズ、プライス、、、という枝葉に捕らわれると毎回迷うことになり、根本的な解決にはなりません。
迷子になるだけです。
「公人」になると、「何が着たいか」ではなく、「何を期待されているか」が必要不可欠になります。
自ずと「何を代表する公人なのか」、
「対話する相手が誰なのか」、
「格は合っているのか」
という問いが出てきて、それに応えていかなければなりません。
自然と全てのバランスが整っていくはずです。
つまり、大谷選手の奥様、真美子夫人がZARAのバックを愛用し、お金持ちなのに庶民的なバックを使用し好感度を上げる事例もありますが、
こちらはあくまでも「私人」としてのポジションですから。
ビジネスでも同様の印象管理を
我々のビジネスの分野でも同じことが言えますね。
ビジネスとして活動している以上は、所属する企業の一員と認識しているかどうか、というところでしょうか。
着るものに迷いがちな人は、そもそも何のために着るんだっけ?と問いながら考えていくと、しっくりしたものに行き着くと思います。
問いのプロセスも楽しいものです。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター