カマラ・ハリス氏の選挙ファッション
米国の婦人参政権
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
アメリカ大統領選が終わりましたね。
どこまでもショーアップされる演出を楽しく拝見しました。
今回はカマラ・ハリス氏の選挙ファッションに触れたいと思います。
過去に立候補したヒラリー・クリントン氏に比べると、ヘアスタイルやファッションについて話題に挙がることが少なかった傾向です。
そもそも、米国の女性が参政権を勝ち取ったのは1920年で、これは白人のみ。
人種を問わず投票できるようになったのは1965年と、驚くほど歴史が浅いことに驚かされます。
そのような中、ヒラリー氏やハリス氏、党首争いではヘイリー氏が続々と名乗りを上げる様子は、時代の驚くべき変化の早さを感じます。
ハリス氏の印象管理
過去の選挙戦で闘ったヒラリー氏は、レッド、ブルー、グリーンと鮮やかな服を身に着け、白い肌とのコントラストでエネルギーを際立たせていました。
ヘイリー氏は、スカートスタイルを好み、ピンヒールを合わせて女性らしさが際立つスタイル。
それに比べると、ハリス氏は色彩を抑えたパンツスーツにパールを合わせたお決まりのスタイル。
マスコミからのファッションの突っ込みを避ける効果は抜群でした。
ゆえにマスコミは政策の違いにフォーカスされていましたね。
ちなみに、政界での女性のパンツスタイル姿も驚くほど歴史が浅いです。
ハリス氏の褐色の肌には、こちらの色目のほうが「権威」と「信頼」を与えてくれるマストな選択と拝察しています。
女性のビジネスパーソンらと話をしていると、ほぼ確実にハリス氏の装いが話題に挙がります。
少ない先人例の一人に加わってくれたことにありがたさを感じます。
自分の価値観を呈示しよう
今までほど話題に挙がらなかったとはいえ、彼女の自己表現のひとつであることは紛れもない事実。
当方が気になったのは、このレベルになると公式の際は自国のデザイナーの服を着ることが今までは多い傾向ですが、拝見しているとフランスのクロエやディオールをセレクトしています。
これももしかしたら、自国に拘らないという新しい潮流のひとつになったのかもしれません。
我々を振り返ると、不特定多数の前に出るとき、またはこれから合う相手がどのような人かわからないとき、彼女たちのように自分の価値観が伝わる外見を考えてはどうだろうか。
そうすることで、たとえ会話を交わさなかったとしてもお相手はあなたのことを、どんな人物なのかを把握してくれているはずです。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター