ツイードはカジュアルか否か
ツイードの起源
日本では冬本番の寒さを迎えています。
先日はお客様から、「ツイードを着たらやはりカジュアルでしょうか」というこの季節ならではのご質問をいただきました。
毎年この時期になると同様の質問をいただきます。
ツイードの捉え方は、長きにわたる歴史から時代により大きく変わってきました。
もともとは18世紀以前に、スコットランドにて厳しい寒さ・雨風に耐えるために農民・漁民の生活布として生まれたもの。
19世紀になると、丈夫で目立ちにくいという観点から上流階級の狩猟服・カントリースポーツ用の服地の中心に映ります。
20世紀では、都市の知的ファッションとして扱われ、
21世紀の現代ではクラシックファッションとして好まれています。
代表的なものとしてハリス・ツイードという名を耳にしたことのある方は多いのでは。
こちらは英国王室の保護を受けているという。
「ツイード」という呼び名は、ロンドンの商人が“twill”を“tweed”と読み間違えたなど、諸説あります。
ビジネス仕様の印象管理
さて、ビジネス仕様ではどうでしょうか。
ツイード生地に関してだけは、男女別に捉えたほうがよいと考えています。
メンズでは、やはりカントリーイメージが強いため、正式なビジネスウェアからは外して考えたほうがよいでしょう。
ビジネスカジュアル、スマートカジュアルになると、コーディネートのひとつとして取り入れても良いと思います。
カナダのトルドー元首相もツイードジャケットを羽織ったりしていましたね。
サスティナブル素材としても再評価されているため、クラシックさや個性を表現したい方々は、上手に取り入れています。
ただ、大事なフォーマルなシーンと捉える場面では、避けたほうがよいでしょう。
ツイードを賢く取り入れる
では、レディスのビジネス仕様ではどうでしょうか。
メンズとは少々異なる道を辿っています。
メンズウェアの独占生地だったツイードを、レディス服に初めて採用したのが1920年代のシャネル。
以来、上流階級の日常着となり、洗練されたエレガンスのイメージに。
フランスではブルジョワの代名詞になり、アメリカでもファーストレディだったジャクリーン・ケネディが着用していたのも有名な話。
そのイメージは現代にも引き継がれ、日本でも女性経営者がツイードの装いを取り入れているシーンを多く拝見します。
1点、注意しなければいけないのは、「シャネル・ツイード」というワードが認知されているように、ツイードだったらなんでも良いわけでなく、選び方を要します。
織り込まれる糸の色で全体の印象が大きく変わるので、ベーシックに徹するのか、ここは華やかにいったほうがよいのか、印象管理が必要というわけです。
ご子息の入卒式でツイードを着用しているお母様を目にしますが、この場合は押しなべてニュートラルカラーが中心ですね。
ぜひ、この冬はツイードを賢く取り入れてみてはいかがだろうか。
セミナー、講演のお問い合わせはこちらから:info@imageup.jp
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター






