サンタクロースの服はなぜ赤い
ある企業の広告が決め手
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
我が家の近くにあるスターバックスの前には小さな川が流れています。
クリスマスには、近隣大学のカヌー部と思われる大学生たちが赤いサンタクロースの衣装を着て、カヌーに乗って続々と川を下っていきます。
それはそれは壮観です。
スタバのテラスで寛いでいる方々はもちろん大喜び。
毎年の恒例光景です。
さて、サンタクロースの衣装はなぜ赤いのでしょうか。
諸説ありますが、モデルとなったのは4世紀の聖ニコラウスが着ていた司教服の色にあり、「命を捧げても人々を助ける」という覚悟を示す血の色と言われています。
それまでは、緑や青のサンタクロースがいて、決まった色はありませんでしたが、
決定的になったのが、1931年にコカ・コーラ社がXmasキャンペーンで赤い服のサンタを起用し、世界中で大ヒットしたことに起因するそうです。
コカ・コーラのブランドカラーと結び付いたのでしょう。
期待される印象管理
そして、真っ白でふさふさした豊かな髭を蓄えた太目なお爺さんというのも定番ですね。
18~19世紀に描かれたサンタクロースを見ると、色も様々、脚も長かったりと体型も様々です。
これはこれで素敵だなと思いますが、人は無意識に「らしさ」を求めてしまうもの。
白い髭をたくわえ赤い服を着た見慣れたサンタクロースに出合うと、安心して心がほっこりしますが、
茶色い服を着たサンタクロースが出てきたらきっと驚いてしまうことでしょう。
ビジネスも同様で、医者らしいとか、政治家らしいとか、人には職業に対する無意識のテンプレートがあります。
目の前の人がそれに近いと安心感を覚えるのですが記憶には残りづらく、少々外れていると違和感を覚えるものの記憶に残りやすくなります。
面白いですね。
どちらが良いとか悪いとかはなく、相手にどんな印象を残したいかで、変えると期待通りの反応が返ってきます。
トナカイの鼻はなぜ赤い
ちなみに、サンタクロースが乗ったソリを引くトナカイの鼻が赤いのはなぜでしょう。
先日の番組「チコちゃんに叱られる」でもやっていたので、ご存知の方も多いのでは。
ルドルフの赤鼻のトナカイの物語は、1939年にアメリカで生まれました。
モンゴメリー・ワード(シカゴのデパート)のコピーライター、ロバート・L・メイが顧客へのXmasプレゼント用の絵本として創作したものだそうです。
ルドルフは他のトナカイたちと違い、生まれつき丸くて赤い鼻を持っていましたが、
その鼻が、霧が深く前が見通せないクリスマスの夜にサンタのソリを道案内してくれたそうです。
こちらは、赤い鼻が皆と違う個性という表現で描かれています。
クリスマスに赤は象徴的な色。
様々な視点から夢を持って来てくれますね。
良いクリスマスを!
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター






