視線の高さを合わせる
秋の園遊会
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日10/30は、天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会が東京・元赤坂御苑で開催されました。
ニュースでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
秋晴れの下、各界の功労者ら1446人が招待され、両陛下は約1時間半にわたり会場を歩き、各人とにこやかに言葉を交わされていました。
女性皇族方の装いは、春の園遊会は洋装、秋の園遊会はお着物と恒例になっています。
とても華やかでしたね。
特に雅子様は錦秋の美が表現された紅葉の柄の訪問着。
美しさに目を引きました。
男性皇族は、春秋問わず常にモーニングコートを着用。
視線の高さを合わせる
さて、そのような中、当方の目を引いたのが、天皇皇后両陛下が腰を「く」の字に曲げて談笑しているお姿でした。
お相手は、車いすテニスの上地結衣選手と田中愛美選手。
まさに視線の高さを合わせてお話しするために、腰の位置を低くしています。
モーニングコート姿はまだしも、帯をしっかり締めての「く」の字の姿勢は相当きついと拝察します。
どこかで見た風景と思いあぐねていると思い出しました。
能登半島地震後に被災地を訪問された両陛下が、椅子に座って話す現地住民に寄り添うように、しっかり「く」の字に身をかがめて近づいてお話を聞く姿でした。
その後、住民は涙を浮かべながら感動されていました。
筋トレにも匹敵する中腰。。
ナチュラルに寄り添うお気持ちが、こういう姿勢になるのでしょう。
所作の印象管理も取り入れて
我々も十分にビジネスに取り入れることが可能です。
お相手が、座っていたり、自分より低い位置でしたら、合わせることが可能です。
ちょっとした所作ですが、視線の高さと距離はハードルのようなもの。
目に見えないハードルなので、気付く方は少ないですが、高低差があるほど、距離があるほど、心の距離は縮めにくく、その逆は然りです。
お相手が何か話したそうだったら、こちらから近づいて身をかがめて覗き込んでみてください。
お相手の心は一気に柔らかくなり、あなたを自分の味方と思い話始めるでしょう。
現在、繰り広げられているアメリカの大統領選挙合戦。
選挙日に近づくほど、自ら群衆の中に飛び込み、近づき視線を合わせて会話する機会を圧倒的に増やしています。
こちらは、寄り添うというよりは票を獲得したいという恣意的なパフォーマンスに近いですが。
いづれにしても、視線の高さを合わせることの効力を熟知している行動のひとつ。
我々も効果的に使っていきたいものです。
セミナー、講演のお問い合わせはこちらから:info@imageup.jp
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター