所信表明演説に格言を引用するのはなぜ | 国際イメージコンサルタント|経営者向け・世界TOP10%認定の株式会社BEST GRADE

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イメージコンサルタントコラム

所信表明演説に格言を引用するのはなぜ

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アメリカ大統領は聖書を引用

 経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。

 歴代のアメリカ大統領の就任演説では、毎回、必ず聖書の中の何らかの一節を引用しているのが通例です。今回のバイデン大統領もしかり、その前のトランプ前大統領もしかりでした。アメリカ大統領就任演説のひとつの流儀なのです。ちなみに、聖書に手を乗せて宣誓するのも流儀ですが、トランプ前大統領の時は、聖書を2冊も重ねて宣誓されていたのには驚きました。

日本の首相は古典を引用してきた

さて、日本はどうでしょうか。聖書の代わりに、古典や日本の偉人の言葉を引用してきた方が多いようです。有名なところでは、安倍元首相の「3本の矢」。これは、ご存知のように毛利元就が3人の息子に伝えた言葉で、「1本の矢では弱いが、3本になれば強くなる」というもの。これを3項目の政策に当てはめて引用してました。

その前で有名なところでは、小泉純一郎元首相が、「米百俵」を使っていました。長岡藩の小林虎三郎による言葉、米百俵を民に配ればそれで終わってしまうが、買ってもらえば、そのお金で学校が作れるというもの。現在の辛抱が将来利益となることを象徴するという言葉です。郵政民営化に当てはめていました。

今回の、岸田首相はアフリカのことわざを引用されていました。「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ、みんなで進め」と。日本を超えて、今度はアフリカなのね、と拝聴していました。

思わず口ずさんでしまう引用を

就任演説、所信表明演説には、幾度にもわたる推敲が重ねられていることでしょう。バイデン氏は半年以上の推敲が重ねられていたといいます。上記のような、数年たっても覚えてもらえる引用は、やはり統治の上では、大きな力を持っていると感じます。自身の考えを絶対的に信用のあるものから引用し、一言で伝えきるほど分かり易いことはありません。

 経営者の方々からも、大事な場面で多くの格言の引用を耳にします。その影響力を十分にわかっているからでしょう。

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