Tシャツ in ビジネス
気候がトレンドをつくる時代
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
いま、Tシャツを着用するビジネスパーソンが増えています。
ご存知の通り、猛暑やリモート勤務の影響が大きいですね。
以前は、服のトレンドを作るのはファッション業界が主導していましたが、今や、気候が圧倒的主導権を握り、業界がそれに追随する形になっています。
こんな時代を誰が想像していただろうか。
さて先日、日本経済新聞が掲載した「社長100人アンケート」では、職場でのTシャツ着用を認める企業が半数近くにのぼっていました。
そのような中、お客様から以下のような疑問を投げかけられました。
「Tシャツはビジネスにおいて、まだまだカジュアルな印象を与えることは拭えませんが、女性のカットソーも同じような部類だと思うものの、
そこまでカジュアルに扱われないのはなぜでしょう?」というもの。
確かに。。
同じジャージ素材ですからね。
しかし、辿ってきた社会的歴史が大きく異なるからなのです。
Tシャツのヒストリー
Tシャツの原型は19世紀のアンダーウェア。
つまり、人に見せるための服ではなく下着から始まりました。
後に労働着となります。
1950年代には、マーロン・ブランドやジェームズ・ディーンなど映画スターが着用し、縛られない若者の代名詞となりました。
そして、このTシャツに品格を加え、ビジネシーンでも可能にしたデザイナーを敢えて挙げるなら、ジョルジオ・アルマーニ氏ではないだろうか。
「モードの帝王」と呼ばれた彼のフォーマルな写真は、日焼けした肌に紺色のTシャツを着用していることが多い。
彼はTシャツを「ファッションにおけるアルファであり、オメガである」と記しています。
あらゆる場面に対応できるアイテムということなのだろう。
ただし、彼がこよなく愛したのは白Tシャツよりも、ネイビーTシャツであった。
カットソーのヒストリー
一方、女性が多く着用しているカットソー。
当時、男性の下着用独占素材だったジャージを女性用のきちんとした日常着に転用したのが、マドモワゼル・シャネル。
ここが原点です。
その後、襟ぐりやシルエットなど、ひとつのエレガントなトップスとして設計されたアイテムに昇華されていきます。
ジェンダーフリーのTシャツに対して、カットソーは女性の身体に添うように設計されているのも、あまりカジュアルに見えない理由のひとつでしょう。
つまり、Tシャツは「下着、労働、若者文化、大衆文化、余暇」の歴史を持つ服である一方、
女性のカットソーは、女性のきちんとした日常着、エレガンス、ジャケットの下に着る服
という異なる歴史を持ちます。
そのため、同じニット素材のトップスでも、社会的な読み取られ方が異なるのです。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター






