集中してもらえるスピーカーとは

グローバル・カンファレンス・スピーカー
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先週は、当方が所属している組織のグローバル・カンファレンスがマニラで開催され、6日間ほど滞在してきました。
年に一度開催され、世界各国から同業者が一堂に会します。
今回も日本の現在位置、そして自身の現在位置を確かめる機会となりました。
スピーカーらは、仕事柄当然ながら表現力に溢れ、ボディランゲージ、話し方、装いにプロフェッショナリズムが徹底されています。
ステージを端から端まで歩き回る人、ダンスを入れる人、ハリウッドスターかと見紛うほど煌びやかな衣装を身に纏う人と、
個性をいかんなく放出させていますが、そこにはノイズなんて見当たりません。
久しぶりにセッションに集中できる素晴らしさを実感。
平井氏の印象管理
先日、ソニー元会長の平井一夫氏が出身校のICUで、リーダーシップについて若者達とディスカッションしている番組を拝見しました。
こちらも期待を裏切らず心地よく拝聴できる時間でした。
スタジオではなく大学構内の一室にもかかわらず、ヘアメイクは完璧で、眉も美しく綺麗に整えています。
服装は、ライトグレーのジャケットに淡いピンクのシャツ。
時折目にするコーディネートですが、若者にとっては威圧感を感じず、むしろ相談しやすさを感じていたのではないだろうか。
60代半ばと思われますが、この身だしなみの気の遣いようはさすがです。
動作や応答に無駄がなく、かつ、誰が聞いてもわかりやすい言葉を選んで話してくれます。
集中して聞いてもらうには
そんな中、先日の国会党首討論会が頭をかすめました。
やはり石破構文は健在で、「おこのうべきでございます」とか「何もしないなどということはない」(二重否定)…、と我々が普段聞きなれない言葉を多用。
一見丁寧だと思ってしまいがちです。
しかし、ストレートに伝わりにくい表現ゆえ、どうしても一文が長くなってポイント部分が希薄になり、結果、言いたいことが伝わりにくくなっています。
検討に検討を重ねた上での答弁ゆえ、非常に勿体ないと感じます。
以前、挙手する際に手の向きをくるくると変えていましたが、それは無くなってきたようです。
当方にとっては意表を突いた動作だったので、気になってしまい答弁の内容は覚えていませんが、手の動きだけは鮮明に覚えているという結果に。
集中して話を聞いてもらうことの難しさを感じずにはいられません。
前述のスピーカーにしても平井氏にしても、訓練の賜物でしょう。
当方も肝に命じたいと思います。
セミナー、講演のお問い合わせはこちらから:info@imageup.jp
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE→BEST GRADEはこちら
エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター