大坂なおみ選手のウオークオン・キモノ
ドレスコードはオールホワイト
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
今、ウィンブルドンテニスが盛り上がっていますね。
今回は、大坂なおみ選手がウオークオンで、白い着物風ローブ姿で登場したことが話題に挙がり、テニスに詳しくない方でもメディアで目にしていることでしょう。
そもそもウィンブルドンにドレスコードがあるのをご存知だろうか。
そう「オールホワイト(All White)」です。
ユニフォームだけでなく、帽子、リストバンド、シューズ全てにおいて。
さすが、イギリス発祥で、4大国際大会で最も格式が高い大会らしい。
19世紀後半(1877年)の創設期から続く伝統とのこと。
これは当時の上流階級のテニス文化(清潔感・品格)を反映した慣習でした。
現在では「白いウェアは選手のプレーそのものを際立たせるため」と主催者は説明しており、
全員が白を着ることで、スター選手も予備選手も同じ条件でコートに立つ「平等性」の象徴でもあるとしています。
ウオークオン:キモノ
大坂なおみ選手は、ウオークオン(試合前の入場ファッション)を一種のパフォーマンスと位置付けており、
「緊張を楽しむためにファッションを活用している」と語っています。
今回は、映画「Kill Bill」でLucy Liuが着用した着物姿から着想を得て、デザイナー八木華氏との共同制作。
鶴と桜の刺繍が入り、帯をモチーフにするという、まさに日本文化とウィンブルドンの伝統を結びつけた衣装です。
大坂の衣装制作に携わったことのあるマーティ・ハーパーによれば、「それは鎧となり、力になっているだろう」と語ります。
凛とした空気感を放ち登場する大坂は、現在勝ち進んでいます。
「白は制約にはならず、素材やパターンでいくらでも工夫できる」とは大坂の弁。
ウオークオンは印象管理の場
試合直前に着用され、選手が対戦相手に示す姿勢の一部となる衣装は、ほんの数分間しか着ないにもかかわらず、
他の選手たちも自己表現の場と捉える傾向が大きくなっているようです。
商業的な視点で見れば、提携スポンサーがブランドをアピールできる格好の場でもあり、
ナイキ等のスポーツブランドに留まらず、GUCCIやmiu miu、BOSSなどが続々と選手らと提携しています。
グランドスラム24勝を誇るジョコビッチは自身のジャケットを、
ゴルファーが憧れるマスターズのグリーンジャケットと比べるべきだと冗談を飛ばしているほど。
商業視点はさておき、「白」であることを逆手に取り、ガウフがガーリーでレトロなスタイルを披露したり、
フランシス・ティアフォがズボンを劇的に引き裂いてその下のショートパンツを披露するというサプライズを披露したり…。
ウオークオンは以前に増して、アスリートに自信を与え、魅力を多角化する場と化しています。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター






