あなたのシグネチャー・ルックは?

エヌビディアCEOジェンスン・ファンの黒の革ジャン
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
あなたはシグネチャー・ルック(象徴的な服)というものを持っているだろうか?
〇〇さんといえば、いつも□□のファッションだよね、と言われるスタイルのことです。
先日のお客様からはこんなご質問。
「自分を周囲に印象付けるために、何か一つのスタイルにこだわったほうがよいでしょうか」というもの。
近年、シグネチャー・ルックでご自分を上手に表現していると感じるのがジェンスン・ファン(Jensen Huang)。
あのテクノロジー業界の帝王エヌビディア(Nvidia)のCEOであり億万長者でもある彼ですね。
カンファレンスや公式の場では常に黒の革ジャン(レザージャケット)です。
もう20年以上も革ジャンスタイルで通しているという。
もちろん様々なデザインの革ジャンを長年着用しているが、特に評判が良かったのが最近のトムフォード、8990ドル(約136万円)。
エンボス加工のシャープでモダンなデザイン。
決断の数を減らす
シグネチャー・ルックを決めているのは、スティーブ・ジョブズの黒のタートルやマーク・ザッカーバーグのグレーのTシャツ同様、決断の数を減らすためという。
そういえば、定番とまではいかないがイーロン・マスクも黒の革ジャンスタイルを頻繁に見かけますね。
強い男たちに好まれがちなこのアイテム。
黒は何ものにも染まらない色、むしろ交わると相手を黒にしてしまう色で、西欧では中世から黒を粋に着こなすことは注視されてきました。
レザーというマテリアルもハード素材ゆえ、上質でありながら強さや決断力を表現してくれます。
何といっても、下に何を着ていようとこれさえ羽織ればコーディネートが決まりやすい、強い味方の相棒アイテムといったところでしょうか。
女性のシグネチャー・ルック
では、女性はシグネチャー・ルックを作り難いでしょうか。
いやいやそんなことはありません。
ひとつのデザインのブラウスを色違いで揃えている方、ひとつのジャケットを色違いで揃えている方もいらっしゃいます。
アンゲラ・メルケルがそうでしたね。
あるいは、スカーフをシグネチャー・アイテムにしている女性も見かけます。
よく知られているところでは、欧州中央銀行総裁のクリスティーヌ・ラガルドでしょうか。
挙げてきた皆様、最初からシグネチャー・ルックを作ろうと思ってきたわけではなく、ご自身の毎日のビジネススタイルから自然に生み出されてきたもの。
ゆえに、周囲からも認知されやすく、ご自身の個性も表現しやすい。
こんな視点で周囲を見てみると面白いですね。
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エグゼクティブに向けたイメージコンサルティングオフィスBEST GRADE
Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター