カシミヤ100%なのに違い過ぎる | 国際イメージコンサルタント|経営者向け・世界TOP10%認定の株式会社BEST GRADE

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イメージコンサルタントコラム

カシミヤ100%なのに違い過ぎる

カシミヤ100%なのに違い過ぎる

カシミヤ100%と言うけれど

経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。

 

暖冬とはいうものの、やはり寒くなってきました。

先日いただいたご質問です。

 

「カシミヤ100%という同じ表示をしているのに、服によってあまりにも素材感と価格が違い過ぎるのはなぜでしょうか。

何を根拠に選んだらよいのでしょうか。」というもの。

 

暖かい素材が恋しい季節になりました。

しっかりと吟味して選びたいという思いが伝わってきます。

カシミヤ表示と等級

日本では、97%がカシミヤであれば、100%を表示してよいという決まりがあります。

ということは、本当に100%のカシミヤから出来ている服もあれば、97%がカシミヤで残りの3%にコットンなどを混紡している服もあるわけです。

これが、手触りや着心地を大きく左右している原因です。

 

それから、もう一つの要因は、産地や種類によって1級から9級までのランクに分かれているのです。

残念ながら、これはタグには表示されません。

カシミヤは夏と冬の気温差が大きい山岳地帯に生息するカシミヤ山羊から、産毛を採取したもの。

ゆえに1頭から100gも採取できないそうです。

人毛が4050ミクロンに対して、カシミヤは1416ミクロンなので、いかに繊細なのかがわかります。

 

繊維が細くて長いほど高品質とされ、イラン、アフガニスタン地方よりも内モンゴル産に高品質が多いと言われています。

自然繊維なので、気候や天候により採取量が大きく左右されるので、「今年のカシミヤは高い」なんていう言葉も聞くわけです。

産地表示をしているカシミヤの服もあるので、じっくり見てみてくださいね。

カシミヤの毛玉

「高いカシミヤを購入したのに毛玉ができるなんて!」

という方もいらっしゃいますが、むしろ高いカシミヤほど、繊維が柔らかく繊細なので、繊維同士が絡まって毛玉はできやすいです。

これを避けるには日頃の手入れが大切。

一度着たら、続けて着用せず休ませて湿気を取ったり、カシミヤ専用のブラシをかけたりするときれいに長持ちします。

何よりもシワシワにしないことが大事です。

 

カシミヤが50%70%しか入っていないのに、100%と表示しているものもあるので、

カシミヤが欲しいという方は、しっかりと吟味して、ご自身の理想に近いものを選んでくださいね。

 

これも印象管理のひとつです。

この時期、カシミヤ巡りと称して、見て触れて店頭を歩くのも面白いものです。

 

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Written by 吉村ひかる

グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル

  • 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
  • BEST GRADE アカデミー主宰
  • AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
  • 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター

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