G7サミットの並び順と印象管理
G7の並び順
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
今回もG7の並び順についてご質問がありました。
これを知っておくと今後の見方が明快になるのでお伝えしておきますね。
G7サミットの際、出席者が一堂に並んだ写真がメディアにアップされますが、
れっきとしたグローバルルールに基づいて並び順が決まっています。
まず、中央に立つのは主催国(議長国)。
今回は日本なので岸田首相が中央でした。
続いての優先順位は、大統領。
次は首相です。
大統領は国家元首であり、首相は行政のトップになるので大統領のほうが優先されます。
そして、同じ大統領同士の場合は、就任順に優先順が置かれます。
そして、プロトコール上、左右では常に右が優位となります。
そのため、主催国(議長国)を基準に、外側に向かって、大統領が就任順に右、左と優先順位が下がっていきます。
続いて、首相が就任順に右、左の順に並びます。
そして、一番外側にEUの議長、委員長という順番です。
各国首脳陣の装い
今回も、各国首脳陣の着こなしは本当に素晴らしかったですね。
鍛え上げられた身体にジャストサイズのスーツ。
余分なシワも入らず後ろ姿は綺麗なS字を描いていました。
平和記念公園の献花のシーンでは彼らの後ろ姿が幾度となく放映されており、
リーダーたるもの、世界中から360度見られる存在なのだと改めて確認しました。
そして、来日時は赤のネクタイが多かった首脳陣たちも、サミットが始まるとやはりブルーやネイビーを中心にタイドアップ。
オシャレなトルドー首相のパープルタイも場にとてもマッチしていました。
イタリアのメローニ首相やフォンデアライエン欧州委員長も淡い色のパンツスーツを颯爽と知的に装い、
同性から見ても気持ちがいい着こなしでした。
振る舞いが伝えるもの
様々なシーンの中継を拝見し、幾度となく目にしたのが、相手の背中に手を回して会話をする所作でした。
献花の際に何度もマクロン大統領が岸田首相の背中に手を回して話しかけていたり、
フォンデアライエン委員長がセレンスキー大統領の背中に手を回して語り掛けていたりと。
思いやり、親密さを表現する代表的な振る舞いです。
言葉こそ聞こえてきませんが、明らかに相手の状況に思いを馳せていることが伝わってきます。
画面越しに見ている我々も温かな気持ちになるから不思議です。
これも、リーダーたるもの、一挙手一投足が世界中から見られる存在なのだと改めて確認した次第です。
リーダーの印象は、我々の脳裏に残ります。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター