街頭演説からスーツが消える?
様変わりした街頭演説
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。
12日間という短い衆院選挙期間が終わり、結果はご承知の通り。今回も数名をサポートしつつ、全体の動きにアンテナを張っていました。今回おおきく目についた一つは、候補者達の装いの変化でした。今までの基本スタイルは、スーツ、もしくは選挙期間中に陣営とともに羽織るカラフルなジャンパーが主流でした。
しかし、今までの既成概念を解き放てと言わんばかりに、れいわ新選組の山本太郎氏や自民党の小泉進次郎氏は着ていません。小泉氏に限っては、以前は真夏でも選挙カーの上でスーツを着込み、聞いているおじさんから「暑いからジャケット脱いでいいよ。」と言われても、そんな失礼なことはできませんと脱がない方だったと聞きます。今回はスニーカーに、動きやすいジャージ素材(多分)のパンツに、ナイロンのトップス。今の横須賀の風景、横須賀の人々にもとてもマッチしています。
いっぽう、政策の歪みに喘いでつぶれそうな人たちを救いたいと訴えている山本太郎氏は、討論会でこそスーツだが、街頭演説はもっぱらシャツ&パンツのスタイル。こういった庶民と親身になって語り、奔走するのにスーツは必要ないのだろう。
EIを駆使する候補者
沢山の候補者が熱弁を振るっていた姿は、至る所で見てきたが、スーツを着ない二人の演説力は圧倒的。中でも山本氏の前のめりな姿勢、緩急つけた話し方、巻き込み話法、表情、視線のデリバリー、ボディランゲージと、聞き手を引き込む術が十分すぎるほど備わっています。圧倒的なのは、一人一人に寄り添う力、EI(Emotional Intelligence)が高いことだろうか。今までに会ってきた逆境に置かれた人たちを具体的に挙げることで、自分もそうだと共感をもつ有権者を思い切り巻き込んでいきました。
ブリッジング力が政治家の中でピカイチな小泉氏も遺憾なくEI力を発揮。赤ちゃんを抱いて聞きに来ているママが見えれば、ステージから、自分も2歳の子供がいるので、一緒に子供たちが安心している社会を育てましょうと声をかけ、目の前に中学生がいれば、給食はどうだと話しかける。
政治家のおじさま達がやってしまいがちな、全体に呼びかけることに終始し、場所がどこであろうと同じ話をしてしまう言動は、決してしないことだろうか。
伝えきる総合力
ビジネスも政治も一緒で、どれだけ多くの方に本気で寄り添えるかが、評価される大きな指標なのでしょう。
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グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定されるイメージブランディングの専門家
・株式会社BEST GRADE 代表取締役
・BEST GRADE アカデミー主宰
・AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
・一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター
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