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イメージコンサルタントコラム

装いは考え方、生き方を表す

経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。

ファッションは、その人の生き方や考え方を代弁するもの。

そのファッションの影響が自分の周りだけに収まるならまだしも、国民や国レベルに影響を及ぼすとなると、

今日何を着るかを考える時間は、とても価値ある時間になると言えます。

11月のアメリカ大統領選挙に向け、共和党の指名候補者争いでトランプ氏と一騎打ちになっているニッキー・ヘイリー氏。

その装いは考え抜かれており、これからリーダーを目指す女性達には、様々な意味で参考になるかもしれません。

ニッキー・ヘイリー氏のファッション

気付いている方もいるかもしれませんが、かつてのヒラリー氏やハリス副大統領との大きな違いは、彼女たちがパンツスーツを好んで着ているのに比べ、

ヘイリー氏はスカート、特にワンピーススタイルを好んで着ていること。

スカートのデザインは、タイトというよりはナチュラルなフレアライン。

抜群のスタイルの良さと、脚線美を持つ彼女にとっては、とてもお似合いです。

かつて、女性が参政権を持ち始めた頃は、スカートを履くか、パンツを履くかは、全くメッセージ性が異なるため、

どちらを着るかは一大決心だったことを考えると、良い時代になりました。

そしてヘイリー氏は、有権者と近い距離感で話すような場面では、ニットとデニムを着るなど、有権者と同じ服装を心掛けています。

当然ながら、足元はヒールを履かないので、視線の高さも有権者と同じになるわけです。

これからの女性リーダーはどうなる？

ワンピースに合わせて、なぜいつもハイヒールなのか？という質問に対して、「こればファッションではなく、武器です」と応答。

女性としての強みを自負し、その強みを大いに活用していることが伺えます。

ヒールの高さはいつも5インチ（約13cm）。

社会的背景や価値観、ファッショントレンドがゆっくり大きく変わっていく中で、

こういったリーダーのポジションの方々も、どうしたら自分らしさを失うことなく、信頼を得られるのかを考えているのでしょう。

リーダー像の服装も変わっていきます。

現在のヘイリー氏を拝見していると、秘めているパワーやエネルギーが溢れだす装いというよりは、品の良さやエレガントさが伝ってくる装いです。

クレバーな思考やパワーは、もっぱら発言や行動からあふれ出ていると感じます。

これからの動向に注目です。

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