黒いスーツで良いのでしょうか
黒いスーツを着ているのですが・・
経営者と企業のブランディングに印象管理の重要性を伝える国際イメージコンサルタント・リーダー服飾研究家の吉村ひかるです。
先日、トップセールスパーソンの方々の個別コンサルティングで、こんな会話かありました。
その中のお一人が、中小企業の代表者らの客層をもっと広げていきたいそうです。
この方はスーツスタイルが営業のデフォルトです。
どのようなスーツをお持ちか尋ねたところ、ネイビーやグレーのベーシックカラーは持っており、大事なシーンではあえて黒のスーツを着用しているという。
この方にとっては黒が一番レベル感の高い色と感じているようです。
「企業の代表者らが黒いスーツを着ていますか?」と尋ねたところ「あっ!」と気づいてくださいました。
そう、ビジネスで黒いスーツを着用する文化は、日本独自と考えたほうがよいかもしれません。
クライアントからブレーンと思われる印象管理
黒いスーツは、もともとはリクルートスーツから派生しています。
不景気だった時代に、それまでネイビーやグレー、ベージュなど数色あったリクルートスーツでしたが、黒なら汚れも目立たないし、
社会人になってからも黒のジャケットとしても着用できるとの配慮から、アパレルメーカーが仕掛けたものでした。
これが現在にも引き継がれ、社会人になってからもそのまま着用するビジネスパーソンがいらっしゃるという流れです。
海外にとって、黒の着用は冠婚葬祭のフォーマル用という認識です。
ゆえに海外や外資系企業の代表者は、ビジネスで黒のスーツは着用しません。
私がお伝えしたのは、代表者らの「使用人」としてしての位置づけなら、このままでよいでしょうが、
今後、彼らの良き「ブレーン」としての位置づけを考えているなら、黒のスーツは卒業したほうがよいのではとお伝えしました。
女性もしかりです。
クライアントに合わせた印象管理
もう一人、彼とは別に、若手の富裕層をクライアントに持つトップセールスパーソンがいますが、
彼はスーツを着用せず、ビジネスカジュアルがデフォルトです。
なぜなら、クライアントがみなそうだから、です。
だからこそクオリティにこだわって欲しいとお伝えしました。
品格や余裕みたいなものが自然に伝わり、こちらも使用人ではなくブレーンとしての位置づけを確立させたいと考えていらっしゃいます。
「クライアントに合わせた印象管理」、
ミスコミュニケーションを避けるためにも、そしてご自分が目指す位置づけを示すためにも、常に気にかけておいて欲しい思考です。
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Written by 吉村ひかる
グローバルでトップ10%の国際イメージコンサルタントと認定される
イメージブランディングのプロフェッショナル
- 株式会社BEST GRADE 代表取締役 リーダー服飾研究家
- BEST GRADE アカデミー主宰
- AICI国際イメージコンサルタント協会認定 国際イメージコンサルタントCertified Image Professional
- 一般社団法人パフォーマンス教育協会公認 エグゼクティブ・パフォーマンス・インストラクター