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コラム

100年続くブランド

世界のクリエイティブな表現者達

2020.09.01

100年続くブランド

インスパイアされた無限の想像力とパッションが世界を一つにすると信じる国際イメージコンサルタントの吉村ひかるです。

 私が大学に通っていた時に、ダブルスクールと称して夜間の服飾専門学校に通っていました。そのクラスに、ひときわ真摯に授業を受けている男性がいました。休むことはなく、夜間にありがちな遅刻早退もなく、黙々と作業に取り組み、誰よりも丁寧に課題を提出する。疑問があれば先生に聞く。授業が終わればさっと消える。それが今やデザイナーとして世界から賞賛されている皆川明氏です。50代になった今でも物静かな佇まいと物言いは変わらず、服作りにかける想いは更に強固なものとして伝わってきます。

 100年続くブランドを創る、その想いで日々の制作活動を行っているそうです。
この想いはどこから来ているのでしょうか。彼は自分自身をこう分析しています。モノを覚えるのに人よりずっと時間がかかる、だからそのテンポを大事にしていると。ということは自分の人生だけでは決してやりたい事は完成しない、ずっと先のことまで頭に浮かぶけど、自分の生きている持ち時間では足りないと。

 そして学校でご一緒していた当時、生活のために日中は魚市場で働いていたことは知っていました。しかしこの経験が、モノづくりの全ての原点だという。クオリティを見る目がある人は、技術も長けていると。刺身や切り身で残った「あら」は出し汁として使い、素材そのものを活かして全て使いきる技術。

彼はオリジナルのテキスタイルにこだわり、図案に全てストーリーを入れています。
ただ、綺麗とか可愛いとは無縁。長く着ていただくことを前提に作っているので、擦り切れてくると別の色が見えてきたり、パッチワークで応用を利かしたり。彼のブランド「ミナ・ペルホネン」の服をまとった人は、この思いに共感し、長く愛用していらっしゃるそうです。お子様の入学式に来たミナの服を、6年後の卒業式にもまとう。格別な想いでしょう。彼はこう言います。「物と一緒にいることで記憶に変わります」と。物と記憶の循環を楽しむ服なんて今はないのではないだろうか。彼はブランドを立ち上げた時から、今になってやっと騒がれているサスティナビリティな感覚を当然として実践している。
 ブランド立ち上げ当初からの工場とも、お互いにリスペクトの念を持ち、切磋琢磨を繰り返し良い関係を構築しています。店頭には素敵な60代、70代の方々が「先輩方」と呼ばれ販売員として立っています。こんな彼の想いと感性は、服作りに留まらず、絵本やインテリアへと広がり、海外への活動の場を広げています。
 世間の動きがどうであろうと、やると決め、自分の想いを信じ続けること。世間の評判がどうであろうと、信じられる仲間を大事にし続けること。こんな想いで進んでいたら岩に穴を開けることだってできるかもしれない。
 今日も彼が生み出す服、生地、絵、モノ達が、それを目にした人、手にした人、使った人の心をほぐしていっているのかもしれない。

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